買ったばかりのデジカメを持って、ディズニー・シーへ行ってきました。
でも実を言うと、2日前に買ったデジカメの操作をまだマスターしていない。 もともとボタンがたくさん並んでいるものは苦手なのです。 3年前に買った電話の留守電機能をいまだに使ったことがないくらい。 そんなうさぎにデジカメの操作が1日でマスターできるわけがありません。
チャアの方が先に操作を覚えてしまったので、うさぎはいつもの銀塩を持ち、 デジカメの方はチャアに持たせることにしました。 パーカーのお腹についてるポケットからデジカメを出して、イッチョマエに写真を 撮るチャアの姿は、かあいい♪ 小さなピンクのデジカメは小さな手にぴったりでした。
ところがやっぱり、うさぎはチャアの撮り方がもどかしいんですね。
なのでつい口を出してしまう。
「そのアングルだと、余計なものが写り込んでしまうわよ」
「もっと被写体に近づいて!」
「一歩退いて」
「それじゃ逆光よ」etc.‥。
チャアはうさぎがあれこれ口を出すので、撮るのが嫌になってしまったみたい。 撮らなくなってしまいました。 そこでうさぎは、「撮らないんならママに返して」といって取り上げてしまいました。 でも、こういうことをしちゃいけませんね。 チャアのご機嫌を損ねてしまい、2時間ほど口をきいてもらえなくなりました。
カメラのグリップを握ったまま歩くのは、うさぎの癖です。 うさぎはそれまで右手に持っていた銀塩を左手に移し、 右手でデジカメを握って歩きました。 とにかくこのデジカメは、グリップが握りやすい。 見た目はデコボコして、ちょっとカッコ悪いかな?と思ったけれど、手によく馴染む。 それに、主な操作ボタンが全て右側にあるのが便利。 電源ボタン、ズームボタン、シャッターボタン。 モードを変えようと思わなければ、右手だけでことが足りるのです。 軽いから、左手で支える必要もないし。 これは便利です。 この機種を選んでよかったな、と思いました。
うさぎはついきのうまで、デジカメであろうが何だろうが、液晶がついていようがいまいが、 カメラというのはファインダーを覗いて撮るものだと思っていました。 でも実際は違いました。実際には、全くファインダーを覗きませんでした。 面倒だったのです。わざわざファインダーを覗くのが。
ファインダーを覗かなくても写真が撮れるというのは、なんと楽だったことでしょう。 今までと、カメラを構える気軽さが全然違いました。 何か見つけたら、ふと足を止め、 右手に握ったデジカメをただ顔に近付ければいいだけですもの。
それにシャッターボタンを押すのも、なんと気楽なことでしょう。 フィルム代・現像代から解放されると、本当に気軽にシャッターボタンを押せるんですね。 今まで感じていた「撮ろうかなどうしようかな」という迷いが全くなく、 「とりあえず」感覚で、何枚でも何十枚でも撮れる。 「この景色を写真として残すかどうか」という決断を後回しにして、 ただ「撮る」ことだけに専念できるんですね。
しかも、うまく撮れたかどうかを、すぐに画面でチェックできるから、
「さっきのあれはちゃんと撮れているかしら」などと悩むことなく、
どんどん次へ進んでいかれます。
失敗したら捨てればいいだけだから、失敗も怖くない。
こんなに気軽に気楽に写真が撮れるだなんて‥!
それは実際に使ってみるまで分からなかった感覚でした。 使ってみて初めて、いかに楽かを実感したのです。 人にいくら言葉で説明されても、理屈でいくら考えても、 或いはデジカメを外側からいくらとっくり回しひっくり返して見たところで、 使ってみないことには、分からないことがあるものですね。
水上カーニバル