2003年12月12日 うさぎのデジカメ日記3

前略、デジカメにハマっています。 どうしようもなく、ハマっています。もう夢中です。 寝ても覚めても、考えるのは写真のことばかり。 これはもう"恋"です。

ああ、言葉ってなんてもどかしいのかしら。 ごちゃごちゃ言葉で説明するより、 写真の方が、うさぎがどんなに写真に入れ込んでいるか、 感覚的にご理解いただけると思う。 なので、今日はこの夢中さを、写真でお伝えしたいと思います。

シンビジウム
撮影日2003年12月9日 coolpix2100

ネネの学校で撮影。 花の前にかがみ込んで撮っていると、うしろから「どうされましたか?」と技術員さん。
驚いて振り向くと、「ああ、写真を撮っておいででしたか。 ホームページでも公開なさっておいででしょ」
「なぜそれがお分かりで?」と驚くと、
「分かりますよ。そんな変わったことをするのは、ホームページを作っている人くらいのものです」

ひめつるそば
撮影日2003年12月12日 coolpix2100 接写モード

マンションの前で撮影。親指の先ほどの小さな花。
ルーペをかざしながらこれを撮っていると、「草花観察?」と管理人さん。
「いえ、デジカメの実験です。 ルーペをかざすと、ピントの合う範囲が狭まるんですって」
デジカメのレンズにルーペをかざすと被写界深度が浅くなる。
この方法は、 デジタルカメラ研究マガジン の管理人さんに教えていただいた。

さざんか
撮影日2003年12月12日 coolpix2100 接写モード

病院の受付でルーペをかざしながら小さなクリスマスツリーを撮っていると、
「お客さん、怪しいですよ」と制服姿の人影。 振り返れば、見知った顔が笑っていた。
「そんな特殊なものまで使って、怪しすぎ」
「特殊? これはただのルーペよ。100円ショップの」
「そういうことじゃなくて、わざわざそういうものを使って撮ること自体が怪しいんだってば」

もみじ
撮影日2003年12月9日 coolpix2100

デジカメを手に入れてから、自然物をよく撮るようになった。 特に小さな花、葉。
いままでも、決して興味がなかったわけではない。 ただ、フィルム代を気にして撮れなかった。
でも、撮らないものは見ない。撮るようになってから、花をよく見るようになった。

この一月の間に、1000回以上もシャッターボタンを押した。
デジカメを持ってでかけると、アッという間に50枚、100枚撮ってしまう。
銀塩しかもっていなかった頃には考えられなかったペース。

急激で極端な"量"の変化は、"質"の変化をもたらす。
被写体、写真の撮り方、撮る意味、撮る意識。 写真に対する感覚が、少し変わったような気がする。

←うさぎのデジカメ日記2

うさぎのデジカメ日記4→