1、2年前に購入した中華ナベ(左)と
10年くらい前に購入したタマゴ焼き器(右)。
前回、ビタクラフトのフライパンを手放した話を書きました。 その後、我が家のフライパン事情はどうなったかというと。
きりんが買ってきたテフロン加工のフライパン(正確には、フライパンよりも深めのマルチパンだった) が1〜2年くらい前にダメになり、 現在は写真左のような鉄製の中華なべを使っています。 スーパーのワゴンにあったもので、1000円くらいでした。 これ、大きさにこだわって探したので、かなり大きく、重量もあります。 今はかってみたら、直径30センチ、重さが約1キロでした。
きりんは、これじゃあ重いと思ったのか、何ヶ月か前、 100円ショップでペラペラの小さなフライパンを買ってきました。 でもそれはホントにペラペラで、すぐ焦げ付いちゃうの。 うさぎはこれだけは絶対許せないと思ったので、 「頼むから、もう100円ショップでフライパンを買うのだけはやめてね」ときりんに言い、 この役立たずをゴミ箱にポイさせていただきました。 それで最近の彼は、腕の筋肉をつけるためか(?)、1.5リットルのペットボトルに水を入れたのを二つ用意し、 ダンベル体操に励んでおります^^;。 頑張れ、きりん!
‥で、冒頭の鉄製のフライパンですが、うさぎはなかなか気に入っております。 もともとナベを振り回すタイプではないので、きりんほどには重さが気にならないんですよね。 テフロン加工ではないから、またしても使いこなせないかなー、という不安もあったのですが案外使いやすく、 重宝しています。 その上これは、深さがあるのでオールマイティ。 いつもガス台の上に出ているので、横着なうさぎはこれでカレーライスを煮込んだり、 パスタを茹でたり‥^^;。 どちらかというと、本来の中華なべの使い方より、邪道な使い方をされてるときのほうが多いかも〜?? 5.5リットルナベの出番を奪いがちな、我が家で一番よく使われている調理器具かもしれません。
但し。 底の平らな部分が少ないので、これでギョウザは焼けません。 ステーキも焼けない。 じゃあどうするのかというと、右のタマゴ焼き器で焼くのであります^^;。
このタマゴ焼き器こそ、実はうさぎのお気に入り中のお気に入りであります! これが使えなくなったらうさぎ、どうしていいか分からない。 こればっかりは、他のもので代用が効きません。
これは、たしかネネが幼稚園のときだから10年くらい前かなあ、近所のバザーで150円で手に入れたものです。 最後まで売れ残ってて、役員をやっていた友達に「お願い! 買ってって〜」と頼まれ、 それまでタマゴ焼き器というものを持っていなかったうさぎは、ほんの"お試し"のつもりで買ったのです。
うさぎってねえ、モノを買うときには、それを捨てるトリガーをある程度決めてから買うの。 「使ってみてダメだったらすぐ捨てる」か、「一生大事にするか」を、買う時点で決めてしまう。 それで、前者のようなものを買うときには徹底的に価格にこだわるし、 後者のようなものに関しては価格度外視で一番気に入ったものを選ぶのです。
このタマゴ焼き器に関しては、完全に前者でした。 150円だから買ったの。 たしか250円だったのを値切って買ったんだったと思う。
でもね、買ってからコイツの真価に気づきました。 他にはありそうでない、とっても便利なヤツなんです。 たまにこういう出会いがあるんですよね。 ほんのお試しに買ってみたのに、一生添い遂げたくなるような道具っていうのが〜。 その逆が、ビタクラフトのフライパンですね。 一生添い遂げるつもりで買ったのに、7年しか使えなかった。
うちのタマゴ焼き器のいいところは、まず、普通のタマゴ焼き器よりも深さがないので、ターナーが差し込みやすいこと。 それに普通のタマゴ焼き器よりも幅が広いので、ギョウザが横2列に並べられる。 また、底がとっても薄いので、すぐに火が回って焦げ目をつけるのに時間がかからない。 しかもタフなので気を使わなくていいし、 鉄という素材はなぜだか油がよく馴染み、年月を経るほどに使いやすくなるんですよね。 とにかくいいことずくめなんです!
それから、柄が木でできているところも気に入っています。 調理器具って硬い金属でできているだけに冷たい感じがするのだけれど、 そこに木という軟らかい素材があしらってあると表情が和らいで、なんだかホッとするんですよね。
それにどうしてなのかしら、プラスチックの柄はすぐに継ぎ目がガタガタするようになるのに、 木の柄はそうなりにくいような気が?? かれこれ10年、毎朝タマゴを焼いて使っているというのに、 このタマゴ焼き器の柄はいまだに全然ガタガタしていません。
中華なべのほうは買ってからまだ日が浅いこともあって、タマゴ焼き器ほどの思い入れはないのですが、 でもこれも、なんとなくタマゴ焼き器に似ていますね。 本体が鉄で、柄が木でできているところが。 そのうちこれも手放せなくなるかもしれません。
――って、いま気づいたけど、冒頭に「我が家のフライパン」と書いておきながら、 よく考えたらうちには「フライパン」ってないんじゃん?? これってある意味誇大広告? ちゃんとしたフライパンの話を期待していた方、ゴメンナサイ‥。
初稿:2005年2月15日