【 子連れ旅行・行き先の選び方 】掲示板やメールなどでよく受ける質問の一つに、 「オススメの行き先を教えてください」というのがあります。 また、友人から同じ質問をされることもよくあります。 このような質問を受けたとき、わたしの答えはいつも決まっています。 答えは「グアム」です。 でもね、こう答えたときのみんなの反応が可笑しい。 「えー、グアム‥ですかぁ〜?」という感じで、がっかりしているのがありありと伝わってきます(笑)。 たぶん、もっと変わった答え、もしくは裏技的なものを期待するのでしょうね、 拍子抜けというか、なーんだ、という顔になります。 でもわたしに言わせれば、グアムは基本中の基本。 誰が行っても楽しめる懐の広さがあるし、治安や衛生も良好。 何より安く行かれるのが魅力です。 小さな子供を連れて行く旅行の場合、渡航先にはある程度の制約があります。 あまり遠いと負担になるし、できるだけ心配材料が少ないほうがいい。 わたしが行き先を選ぶ際のチェックポイントは以下の通りです。
必ずしもこのチェックポイントをすべて満たす必要はなく、あくまで目安です。 寒冷な気候の地域にスキーをしに行きたいこともあるでしょうし、 英語が通じない国は絶対ダメかって、そんなことはありません。 どんなに遠くても、ちょっとした不安がある国であっても、 どうしても行きたいと思うならば、それはそれでいいのです。 ただ、行きたい場所が明確ではない場合、特にそれが初めての子連れ海外旅行である場合は、 なるべく上記の条件が揃っていたほうが無難ではあります。 なぜってリスクの少ない旅は安心で、安心ならば気がラクだからです。 ただでさえ何かと面倒の多い子供連れなのですから、 この上余計な不安材料は背負い込まないほうが、旅を楽しむ余裕が生まれること請け合い。 気候が温暖なら子供の健康管理がラクですし、近場のほうが親も子供も疲れません。 また、治安衛生は言うに及ばず、 病気や怪我、盗難などといった万一のハプニングを考えると、言葉が通じるに越したことはありませんね。 日本で当たり前のことがタブーとされている地域もあり、 「ついうっかり」が大問題を引き起こす可能性がなるべく少ないほうが気楽です。 実際、子連れ旅行フリークのみなさんの具体的な 「子連れにお勧めの渡航先」 として上位に上がっている行き先は、グアムに限らず、7条件の揃っているものばかり。 目新しさには欠けるかもしれませんが、選んで間違いのない子連れに優しい渡航先ばかりです。 安全面だけに限らず、お財布にも優しいのが嬉しいですね。 安く行かれること、これは非常に大事なことです。 なぜって、こと家族旅行は頭数が多いだけに、お財布への影響がハンパじゃないからです。 それに、一回あたりの旅行が安ければ、回数多く行かれます。 また、安く行かれる地域は、より多い予算を宿泊費にまわせるからです。 タイトルに背くようで申し訳ないのですが、 満足度という観点で言うならば、実はわたしは 子連れ旅行にとって渡航先選びは、割とどうでもよいと思っています。 子供が幼ければ幼いほど、行き先がどこでも大した変わりはない。 むしろ、渡航先より宿泊先選びのほうが大事だと思っています。 なぜならば、幼い子供を連れている場合、魅力的な観光名所があってもなかなか回れず、 どうしても宿にいる時間が長くなるからです。 だったら、見るべきものが多い場所よりも、宿にこだわったほうが得策、というわけです。 特に、衛生面や治安面に多少なりとも不安のある地域に関しては、宿選びは非常に重要です。 衛生も治安も、ホテル頼みの側面があるからです。 健康で丈夫な大人だけでしたら少々の冒険は構わないとしても、 幼い子供連れの場合、ただの腹くだしがおおごとにならないとも限らず、 誘拐などのリスクも大人の場合とは比較にならないので、 ホテル選びには慎重を期したいところです。 とはいえ、難しいことではなく、おおよそ高級ホテルの呼び名の高いところを選んでおけば大丈夫。 こんなことを書くと高級志向と思われるかもしれませんが、 ホテル確定のツアーでよく扱われるようなメジャーなホテルはだいたい、 現地の感覚でいうと高級ホテルということになります。 日本人の衛生観念の厳しさは世界でもトップレベルなので、あまりグレードの低いホテルを選んでしまうと、 人によっては不潔に感じるかもしれません。 同胞である日本人が好んで利用するホテルならば比較的安心ですので、 ツアーならば、宿泊ホテルが確定しているツアーを選び、 宿だけで予約する場合は、日本人による評判をよく確かめるとよいと思います。 行き先に特にこだわりがない場合は、 高い地域で安宿に泊まるより、安く行かれる場所で高級ホテルに泊まるのが吉。 例えば予算が限られている場合、無理してハワイまで足を伸ばすくらいなら、 近場のグアムでホテル選びにこだわってみる。 あと、ペナン、ランカウイ、コタキナバルなど、マレーシアのリゾートは非常にお得。 マレーシア航空が安いのと、ホテルの相場が安いダブルバジェットで、 同じ予算を出したらバリやプーケットに比べて格段に良いホテルに泊まれます。 必ずしも安かろう悪かろうではないのが旅の醍醐味。 安く行かれるからつまらない、ということは決してありません。 楽しむ気持ちさえあれば、どこへ行っても存分に楽しめるし、 別の場所へ行くチャンスはまたそのうち、きっと巡ってきますよ♪ 2006年9月15日 うさぎ |
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