前回のグアムは帰りが朝便だったが、今回は夕方の便。 飛行機は5時10分発、空港までは車で10分なので、3時近くまで自由に過ごせると思っていたら、集合がなんと正午。 なんで5時間も前に集合が、と思ったが、これが上手く出来ている。 迎えにきたバスに乗ると、DFSギャラリアに連れていかれたのだ。 今回は市内観光が付いていなかったが、 グアムに来た観光客はこうして必ずDFSギャラリアに立ち寄る羽目になるというわけだ。
旅行会社がDFSに連れてくるための口実として(?)、DFSにはT−CATが設けられている。 つまり、ここで空港にチェック・インでき、荷物も預けられるのだ。 確かに観光客の側としても、午前中のチェックアウトでホテルから放り出されて、 重い荷物を持ったままどこかで観光しろと言われても困る。 ここでチェック・インするのは観光客にとっても有り難い動線ではある。
けれど、ハワイ第一日目のホテルチェックインまでの『市内観光付きお土産屋めぐり』 と同じノリで観光客の便宜に上手〜く付け込んでくるあたりは
おみそれしました〜、
ってカンジ。
まあこっちもこういう展開は予想していたので、かさばるお土産は買わずにおいた。 ここで買い物するのも悪くはない。 二人は興味のないブランド品のエリアには一切足を踏み入れず、 マカダミアナッツやチョコレートだけ買って買い物を終えた。
おみやげを買い、軽く昼食を食べ終えると何もすることがなかったので、まだ2時半と時間は早かったが、
バスに乗って空港へと向かった。
だが空港でまたDFSを見たら、何だかため息が出た。
更に搭乗口の近くでまた見かけ、またまたため息をついた。
ヒマなので、それでも店内を物色してしまうのだが、どこへ行っても品揃えは見事に変わらない。
買いたいものはもう買っちゃったし、要らないものは何度見せられたって要らない。
それより、別のものを見せてくれれば買うかもしれないのに。
実は、前回買いそびれた『チャモロ語のカード』をあちこちで探していたのだが、
ないとなったら、どこへ行ってもない。結局今回も、手に入れることができなかったのだ。
空港で面白いなと思ったのは、遠心力を利用した募金箱。 黒いプラスチックの大きな皿の真ん中に穴が空いていて、その穴の中が募金箱になっているのだが、 その皿の縁にコインをセットすると、コインが立ったまま、延々と皿を回ってから穴に落ちる。 それが面白くて、4セントも募金した。
日本の子供たちも大勢この募金箱を取り囲んでいて、うさぎはコインが回るのが面白いが、
子供たちはコインを倒すのが面白いらしく、わざと手で触ってコインを倒してしまう。
不思議なことに、一度倒れたコインは皿を回らず、そのままストーンと穴に落ちてしまうのだ。
「コラ! 触らないでちょうだい!!」とままりんが子供を叱りつけ、
4セント目にしてやっと最後までコインが回るのを見届けられた。
ここで集められたお金は、グアムの観光資源の整備に使われるのだそうだ。
〔もう充分グアムにはお金を落としたゾ〕という気分の観光客にも、喜んで募金させるとは。
グアム旅行の最後の最後で、清々しいお金の稼ぎ方を見た。