インフォメーションのお姉さんの言った場所にマクドナルドがなかったので、 改めてキャンディワゴンのお姉さんたちに尋ねると、なーんだ、マックはワゴンのすぐそばにありました。 インフォメーションのお姉さん、右と左を間違えたのね。
キャンディを持ってきりんのところに戻ると、きりんはまだお菓子を物色している最中だった。 でも、足元のカゴはすでにお菓子の山。 かごいっぱいのお菓子・ドライフルーツ類を見て、一体どのくらいの値段になるんだろうと不安だったけれど、 レジに持っていったら案外安く、3000円くらいだった。ああもう、返す返すも、あのキャンディはなんだったんだー?!
ここのデパートの店員さんたちは朗らかで、若い女の店員さんにおもちゃ売り場の位置を尋ねたら、 「ええとあっちだったかしら」と指差し、それから「あら、違うでしょ!」と同僚につつかれて、 「あ、ごめんなさい、あっちでした!」と言い直してコロコロと笑った。けっこうこの方も美人なのだけれど。 インフォメーションのお姉さんたちのあの気取りっぷりは、この国の"普通"ではないのね。 なんだかちょっと安心してみたりなんかして。
お菓子でふくれた重たい青いビニール袋を持ち、マクドナルドへ。
スパゲッティがあると聞いていたので、とりあえずスパゲッティと飲み物のセット、
それにLサイズのポテトをつけたハンバーガーセットを注文した。
フィリピンのマックは価格がとても安いときいていたけれど、ハンバーガーが50円ちょっと、チーズバーガーが85円くらい、
フィレオフィッシュが140円くらいと、日本のハッピーウィークアワーと比べると、あんまり安い感じがしなかった。
ただ、ポテトだけは60円くらいだから、日本よりかなり安い。ただし、Lサイズにしては量が少なかった。
と、料金表に
オレンジジュース レギュラー 00.00
と書いてあるのを見っけ! レギュラーサイズのオレンジジュースはひょっとしてタダ?!と思い、カウンターで尋ねると、
何のことはない、
「オレンジジュースにはレギュラーサイズはございません」ですと。
ちなみに「お水のお値段は?」と尋ねると、「あちらの水道で、ご自由に注いでお飲みください」とのこと。
ウ〜ム、いくらタダでも、ワタクシには生水を飲む勇気はございません。
もともと期待はしていなかったけれど、スパゲッティは柔らかくてちっともおいしくなかった。量も少ない。
セットについてきたスプライトとルートビールにはこれまた危険な(?)氷入り。
ハンバーガーとポテトは食べなれたマクドナルドの味だった。
でもここで面白いもの発見! オマケに付いてきたクーポン券!
券自体はどうってことないけれど、その袋が可愛い。赤くて、中国人の子どもの絵と漢字が書いてあるの。
セブは中華系の多い町だというから、それでかな?
もっとも、ここで見かける人の顔は南方系の顔立ちばかり、聞こえてくる言葉はすべて英語だけれども。
中国のお正月にもお年玉の習慣があって、その袋は赤いのだと聞いたことがある。
中国のお正月はつい先週終わったばかりだし、
なにやらご利益のありそうな四字熟語と共に"Good Fortune"(繁栄あれ)と書いてあるこれは、
マックからのお年玉と思えばいいんだろうか。
それでは最後に恒例の一句。
モノがなきゃ 値段がタダでも 意味がない
‥なんてね。おそまつ〜。