うさぎは7時過ぎに起床。でもきりんとチャアはまたしても5時過ぎから起きているそうだ。
ゆうべは、きりんとチャア、うさぎとネネに分かれて眠った。「自分の部屋が欲しい」だのなんだの言っても、まだ子ども。
結局チャアもネネも、パパやママと一緒がいいらしい。
さて、朝っぱらからチャアは元気だ。機嫌がいい。
「あんなに遊んだのに、まだ一日しか経っていない!」と言ってニコニコしている。
「なんだか時間がたつのが遅い気がする。いつもは、もうこんなに時間が経っちゃったの?、って思うのにさあ」
「え? まだ一日しか経っていなかったっけ? じゃ、あと二日もあるんだ!」とネネもニコニコ。
へええ、今回の旅行はいつもより短いから、どうなることかと思ったけれど、短い、短いと言ってあったせいで、
逆に長く感じるのかもしれない。
「街には昨日行っちゃったからね、今日、明日はカンペキにホテルで遊べるよ〜!
もうどうとでも、好きなように時間を使ってちょうだいな」とうさぎ。ああ、なんという解放感なんだ。
やっぱり昨日用事を済ましておいてよかった。
とはいうものの、今朝は曇り空。 ちょっと心配な空模様――なんて空を見あげてのんびりしていたら、お腹が空いた子どもたちが、 きのうSMで買ったお菓子を口に放り込んでいるのに気付いた。おっと、これは大変! 今日の朝食はビュッフェでとるんでしょ? こんなところで腹ごしらえなんかしてどうするの! スコールの降りだした中、慌てて朝食レストランへと向かった。
朝食ビュッフェはキリマンジャロレストランにて。ベーコン・ハム類、生野菜、ヨーグルト、中華粥、様々な菓子パン、 お好みの卵を焼いてもらえるコーナーなど。小さなシチューパイと、焼きたてのワッフルがとてもおいしかった。 ワッフル自体もバターの香りがしておいしいのだけれど、上にかけるチェリーのジャムがまたおいしい! もっとも、このチェリーのジャム、毎日あるわけではないらしく、翌日はイチゴジャムに変わっていた。 その手作りイチゴジャムも良かったけど、やっぱりチェリーの方が珍しくて良かったなあ‥。 ビュッフェも日によってマイナーチェンジするらしく、シチューパイも二日目にはミートパイに変わり、きりんは、 鶏のチューリップが二日目には他のものに変わっていてガッカリしていた。
ビュッフェの代金は一人約2000円。 食べ終わって請求書を見たら、ネネとチャアの分は大人の半額の子ども料金が適用されていた。 8000円掛かると覚悟していたのが6000円で済み、「けっこう安く済んだね」。 ‥って、慣れちゃいけない、慣れちゃいけない、こういう金銭感覚に!