前畑陶器のカレー皿
前畑陶器のカレー皿。

この色柄には、うさぎを狂喜させる何かがある――。

決断に時間がかかり、あまり衝動買いはしないうさぎですが、このカレー皿ばかりは即断即決でした。 7、8年くらい前のことでしょうか。

以来、このお皿は21センチの大きな径を生かし、スープにカレー、パスタにサラダにと、 毎日テーブルの上で大活躍しています。 最初は5枚組が2セット、だから全部で10枚あったのですが、ずいぶん割ってしまい、 今はもう6枚になってしまいました。 でもおかげさまで、柄は5種類全部、揃っています。

だいたいうさぎって、「色違い」とか「柄違い」が異常に好きなんですよね。 すでにコレールのページでバレてるような気もしますが、 とにかく形が揃っていて、色柄だけ違う、っていうものに弱い。 色違い・柄違いを眺めているだけで、シ・ア・ワ・セ♪ こういうの、うさぎは「並べる比べる症候群」と呼んでいるのですが、ほとんどビョーキ。 たぶん先天的な^^;。 幼い頃、32色のクレヨンを買ってもらったときの嬉しかったこと‥! 絵の具とか、クレヨンとか色鉛筆とか、色違いが整然と並んでいるものは 昔から何でも大好きでした。 自分でもどうして色違いが並んでいるというだけでこうも血が騒ぐのかが不思議なんですけれどね。

華やかな色違いカレー皿

でもね、このお皿を買ったのは、これが「色違いだったから」だけではありません。 まあ、色違いだっていうだけでいちいちモノを買っていたら、今頃破産してますわね。 この食器を買ったのは、とにかくこの色柄がものすご〜く気に入ったからなのと、 「金飾が施されているのにも関わらず、電子レンジで使える器だったから」です。 そういう「見た目好みで使って便利」な才色兼備なものに弱いんですよねえ‥うさぎって。 もしこれが電子レンジで使える器でなかったら、二の足を踏んでいたような気もします。

「電子レンジにかけられるかどうか」というのは、うさぎにとってかなり重要な食器選びのポイントです。 実際にその器に食べ物を入れて「レンジでチン」したいかというと、 必ずしもそういうわけではないんですけれどね、 やっぱりタブーは少ないほうがいい。 「器が電子レンジにかけられる」というのは、気分的にとても自由です。 「失敗するんじゃないか」「間違うんじゃないか」といったストレスを感じなくて済むものは、 使うことが億劫にならないんですよね。

そんなわけで、このお皿を使うたびに毎日ハッピ〜♪な気分になるうさぎですが、 こういう食器がどなたさまにもおすすめできるかというと、それはちょっと微妙なものがあります。 それというのもこのお皿、料理を引き立ててはくれないんですよね。 お皿だけ見ている分には幸せなんだけど、料理を盛りつけるといまいち映えない。 皿自体があまりに華やかすぎて、料理に主役の座を譲ろうとしないんですねえ‥。 料理のほうが皿の引き立て役に回ってしまうという‥^^;。 困ったもんだ。

お茶のセット

実をいうと、同じ柄のお茶のセットなんかも持っているのですが、 ウーン、この柄はどうみても和の雰囲気ではありませんねぇ‥。 ボーンチャイナの例もあることだし 食べ物を入れる器と飲み物を入れる器が同じ柄で揃っているとトータルコーディネートができて いい感じかも、という気がしたので一緒にそろえたのですが、 パスタ食べながら緑茶‥? カレー食べながら緑茶?? ‥ありえない。 なのでこのお皿とお茶のお茶碗がテーブル上で一堂に会するチャンスは 残念ながら、あんまり巡ってこないのであります。

でもまあ、なんだかんだいっても、この柄がテーブルに並んでいるだけでハッピーなうさぎでありまして‥^^;。 なんていうか、元気になっちゃう。 結局、「好き」っていうのはそういうことなんですねえ。

ちょっと悪あがきしてみる之図"
お茶碗とカレー皿を一緒に使ってみる之図。
カレーの箸休めにと、お茶碗に甘いトマトのマリネを装ってみた^^。

初稿:2005年2月25日

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