【 世界のマクドナルド 】うさぎは旅行先のマクドナルドを見るのが趣味である。 マクドナルドはまったく呆れるほどどこにでもあり、 そして、どこでも呆れるほど均一である。 どこでも同じ"M"のマークを掲げ、どこでも同じ味のフライドポテトを売り、 どこでも店内は清潔で、どこでもスマイルはタダである。 マクドナルドは、ハンバーガーという食文化だけでなく、 合理的なアメリカのマニュアル文化そのものを売る店なのだ。 どこの国にあっても、一度マクドの店内に足を踏み入れれば、そこはアメリカである。 マクドはさながら世界中に設けられたアメリカ合衆国の租界のようである。 けれど、この均一な「租界」も、実は立地によってわずかな違いがある。 店員の服装やメニューのバリエーションなど。 均一なマニュアルと対立しない部分で、しかも店のイメージを損ねない程度に、 マクドナルドはその国やその地域らしさを取り入れているのだ。 この地域によるわずかな"違い"が、マクドナルドの魅力である。 地域の味覚がメニューに取り入れられていたり、 宗教への配慮が店員の服装に現れていたりといったその"違い"は、 その街の地域特性を要約しているようだ。 しかも、ベースが日本のわが街と変わらぬマクドなだけに、 そのちょっとした"違い"が際立って見える。 マクドナルドに足を運べば、その地域の特性がおさらいできるというわけで、 これが面白くて、 うさぎはどこの街でもマクドに足を運んでしまうのである。さてここで一句。 世界地理 ポテト食べ食べ 要点整理 参考リンク:
ケアンズのマクドナルド 2001年11月17日 うさぎ |
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