きりんとうさぎの旅行記は、"情報"より"印象"を大切にしています。
"どこに何があるか"、"何がいくらだったか"
といった情報収集のお役にはあまり立てないかもしれません。
"旅の技術"といったノウハウにも期待はできません。
ただ、旅先で楽しかったこと、嬉しかったことなど、
行った先々での"印象"がお伝えできればいいな、と思っています。
"失敗しないこと"より"失敗もまた楽し"、それが"きりんとうさぎ"のコンセプトです。
マイレージが貯まってタダで航空券が手に入ることになったとき、
次の渡航先として自然に頭に浮かんだのは、ミクロネシアだった。
グアムよりもっと南、オーストラリアよりは北。
ハワイの西、フィリピンの東。
行ったことのある国や地域に囲まれて、わが家の地図はそこだけぽっかり白いまま。
いまいち地理が繋がらない。
それがとっても気になっていた‥
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きりんとうさぎが「ウィスラー」という地名を知ったのは先シーズン、
ちょうど1年前(1999年)のことであった。
たまたま旅行代理店の店頭でもらってきたスキーツアーのパンフレットで、
初めてその名を知ったのだ。
だが、パンフレットを読んでみてビックリ!
ウィスラー山はコース数100、標高差1500メートル余り、
最長滑走距離11キロの大ゲレンデであるという‥
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28年前、ホームステイでお世話になったマム(アメリカ)から手紙が届いたのは、2月のことだった。 それは代筆の手紙で、唯一本人の手によるサインの筆の運びが、彼女の老いを伝えていた。 手の震えを懸命に抑えつつ、やっとの思いで書き上げたサイン。 それは91歳で逝った祖母が晩年くれた手紙の文字にそっくりだった。 今彼女に会わなかったら、もう会えないかもしれない‥ 続きを読む
なんとかまた南の島に連れて行ってやれないものだろうかと、ずっと考えていた。
そして半年前、素敵なリゾートをついに見つけた!
グアムにあるレオパレスリゾート。
ゴルフ場に囲まれた広大な敷地、スペイン瓦を載せた建物の瀟洒な外観、
白いエンファシスがあしらわれた素敵なプール、135平米と広く美しい部屋‥。
グアムに行きたくて選んだホテルではない。世界中を探して探し当てたリゾートだった‥
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きりんとうさぎが初めて子ども連れで海外旅行に行ったのは、
まだ日本がバブル景気に酔いしれていた頃、 1991年のことでした。
もっとも、きりんとうさぎ一家に世の好景気は関係なく、
一家は日々つましく生活しておりました。‥(中略)‥
これは、きりんとうさぎの生活が、ねねちゃんただ一人のために回っていた、
そんな頃のお話です ‥
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バリはこれまで、何度も次回の行き先候補に上がりつつ、 なぜか先延べしてきた渡航先だった。 回教徒が国民の大半を占めるインドネシアの中にあって、 ヒンドゥー教を信奉する人々の島・バリ。 「神々の島」と呼ばれるその独特な文化に憧れる一方で、 物売りのしつこさや日常茶飯時となっている両替サギの噂を聞くにつけ、 なんとなく億劫な気がしていたからかもしれない‥ 続きを読む
回教国には断食月というのがある。 で、ラマダン月とも呼ばれるその月が終わると、"ハリラヤ"という祭りの時期に入る。 その時期になると、ブルネイでは、多くの家が"オープンハウス"といって、 親類縁者はもちろんのこと、見知らぬお客をも招き入れ、ごちそうを振舞うそうなのだ。 なんと、王宮さえもが、料理とおみやげを用意して、 不特定多数のお客を待ち受けるという‥ 続きを読む
セブの5つ星リゾート・プランテーションベイ。
その公式サイトの紹介文はこんな書き出しで始まる。
"プランテーションベイは、マクタン島でも最も食えないと思われていた土地に位置しております。ゴツゴツとした月面のごときサンゴ岩に覆われ、雑草しか生えず、満ち潮の度に水浸しになりさえする土地でありました"‥
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「うさぎちゃん、春休みのご予定は?」と、
大学時代の友人である菜々子ちゃんから電話がかかってきたのは、3月のはじめのことだった。
「もし予定が空いているのなら、一緒に香港に行かない?」
なんでも、期間限定、売り切れゴメンの破格値ツアーがあるのだという。
「ふうん、それでその破格値っていうのはいくらなの?」 と大して期待せずにうさぎは尋ねた‥
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シンガポールのことを"星国"と呼ぶのだということを教えてくれたのは、 たしかエイミーだった。‥(中略)‥ シンガポールという国は、広さ600平方キロあまり、人口350万人程度。 この数字は、どこかほかの国と比べても意味がない。都市と比べるべきである。 たとえば、広さは横浜市の1.5倍、人口はほぼ同じ。 もしくは、東京23区と同じ広さ、約半分の人口である。‥ 続きを読む
お正月にインターネットで超格安パッケージツアーを見つけました。
でも結局「取らぬ狸」になってしまいました。
未練がましくHPを検索しているとあるツアーを見つけてしまいました。
ホテルはシェラトンランカウイビーチリゾート。
かくして、チャアとの2人旅が実現することに。
チャアのプール遊びでの笑顔を見るには、今は2人で行くのが一番良い方法だと思う‥
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ペナンツアーは安い。同じ日程で比べると、近場のグアムより安いくらい。
もっとも、ペナンの魅力は「安く行かれること」だけではなかった。
かつて、外国文化の影響が薄いという理由で
タイのプーケットを行き先に選んだうさぎであったが、
マレーシアにあるペナンに関しては、その逆の魅力に惹かれた。
「宗教の万博」――それがうさぎがペナンに持った印象であった‥
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「住宅ローンを完済したら、そのご褒美に久々の海外旅行に行こうね」 と決めてからほんの一年余り。 意外に早く、このチャンスはやってきた。 行き先をタイに定めたのは、この国が日本同様、 列強諸国の侵略から辛くも独立を守り抜いた国だったから。 アジア諸国の中で最も古来の文化を色濃く留めていることを期待して、 当初はアユタヤやチェンマイを見たいという所から話は始まった‥ 続きを読む
フィジーに行きたいと最初に言いだしたのは、きりんだった。
いつの頃からか、フィジーはきりんの憧れの地となっていて、
中でもシャングリラ系のフィジアンリゾートがお気に入りらしかった。
‥(中略)‥
更に最近、きりんの憧れにマナ島が加わった。
だがそれはマナに素晴らしいプールがあるからでも、
広くて贅沢な部屋に泊まれるからでもなかった‥
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うさぎが「ホワイトヘブンビーチ」というビーチの名を知ったのは、
夫のきりんがどこかからかプリントしてきた一枚の紙の上でのことだった。
真っ白な砂と海の濃い青が絶妙なハーモニーを奏でる。
その砂は肉眼では確認が困難なほどキメ細かく、
足で踏みしめると鳴くのだ。
「砂が鳴く」それを想像した瞬間、うさぎの頭の中で何かがはじけた‥
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公募で海外旅行をゲットしてしまいましたー!!
3年前のドイツ旅行に次いで二回目の快挙!
惜しくも大賞の賞金20万円は逃したけれど、優秀賞に入り、
グアム旅行のペア招待券をゲット!
きりんパパと子供たちに留守番を頼み、
うさぎが実家の母(ままりん)と一緒に行くことにした。
いつもうさぎたちが海外に行ってきたと報告する度、
「いいわねー、わたしも誰か連れていってくれないかしら」というままりんを、
ちょっと親孝行でもと思って誘ってみた‥
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